ハワイのでの7年の生活に終止符を打ち、日本での新しい生活へと突入することになりました。 あおてぃんです(@kamoe_fam)
・在留資格認定証明書交付申請書を『直接』、地方入国管理官に出向けないんだけど…
といった悩みを解決できる記事になっています。
入国管理局や、法務省の公式サイトで調べると、在留資格認定証明書交付申請書を『直接』、地方入国管理官署に出向いて提出すると書いてあります。
(郵送ではダメだと言われました。)
夫婦共に海外に住んでいる場合は、日本人の配偶者が、日本に先に帰って申請するということになってしまいます。
でも、できれば海外から手続きをして、きちんと在留資格認定証明書を取得して夫婦共に日本に入国したいですよね。
そこで、今回はわたしと同じように、夫婦共に海外に住んでいながら、日本在住している親族の手を借りて、在留資格認定証明書交付申請書を提出するやり方を解説していきます。在留資格認定証明書交付申請をするために必要な書類
法務省の公式サイトに書かれている必要書類は以下の11項目となっています。
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 写真(縦4cm×横3cm) 1葉
- 配偶者(日本人)の戸籍謄本 1通
- 申請人の国の機関から発行された結婚証明書 1通
- 配偶者(日本人)の住民税の課税(又は非課税)証明書及び納税証明書(1年間の総所得及び納税状況が記載されたもの) 各1通
- 身元保証書
- 住民票の写し 1通
- 質問書
- スナップ写真 2、3葉
- 392円切手(簡易書留用)を貼付した返信用封筒
- その他(1) 身元保証人の印鑑(2) 身分を証する文書等 提示
上に書かれているもので、住民税の課税証明書やスナップ写真など、わたしなりに工夫した箇所もあるので、一つ一つ詳しく説明していきます。
日本の親族の方にやってもらうこと
日本に現在住んでいる親族に手伝ってもらう項目です。
漏れがないように細かいことまで書いているので、やることが多いように見えますが、実際やってみるとそうでもなかったのでご心配なさらず。
私の場合は、日本に父に全てやってもらいました。
- 在留資格認定証明書交付申請書の27の項目に署名(後で詳しく説明)
- 配偶者の戸籍謄本 ※3か月以内のもの
- 申請書を提出する親族と配偶者(日本人)との関係を示す戸籍謄本
- 住民票の写し(配偶者(日本人)の世帯全員の記載のある写し)※3か月以内のもの
- 392円切手
- 地方入国管理官署の窓口に書類を提出(身分証明書を忘れずに)
- 返送されてきた在留資格認定証明書をこちらに送る
①『在留資格認定証明書交付申請書の27の項目に署名』については、在留資格認定証明書交付申請書の書き方という項目で詳しく説明しています。
②『配偶者の戸籍謄本』は、配偶者(日本人であるわたし)の戸籍謄本
➂申請書を代理で提出する親族(父親)と、わたしの関係がわかる戸籍謄本なので、父親の戸籍謄本ということになりますね。
申請書を提出する際に、代理人の免許証や、パスポートといった身分証明書の提示も忘れずにしてもらいます。
④配偶者(日本人)の世帯全員の名前の記載がある住民票の写しが必要です。
⑤返信用封筒に、あらかじめ宛先(実家の住所)を記載して切手と共に提出します。
結構あるように思えますが、1週間あればできるはずです。
こちらで書類を準備している間、日本へ郵送している間にやってもらうとちょうど良いかもしれません。
配偶者ビザ取得にかかった日数
親が、地方入国管理局に提出してくれたのが、10月中旬。
日本への出国日が11月9日だったんですが、間に合わなかったので、在留資格認定証明書が届く前に日本に帰国してしましました!
日本に帰国して1週間ほどで在留資格認定証明書が届いたので、届いてすぐに入国管理局に行き、配偶者ビザの申請をしました。
そして、なんと、その日にビザを受け取ることができました。
スムーズに手続きも進み、本来より早く(多分最短)で取得することができたと思います。
- 在留資格認定証明書交付申請書の記入と必要書類の準備 3日
- 日本の実家に書類一式を郵送 約1週間
- 親が書類を集めるのにかかった日数 4日
- 地方入国管理局出張所に提出 1日
- 在留資格認定証明書が期限内に来なかったので帰国
- 在留資格認定証明書の交付 提出から約1ヵ月半
- 配偶者ビザの申請(その場で配偶者ビザ交付) 1日
手続きまでのわかりやすい手順
では、ここから本格的に提出書類の書き方などの手順を説明します。
まず、必要書類を集める前に、日本にいる親族の方に、“日本の親族の方にやってもらうこと”であげた、上から4つの項目をそれぞれ準備してもらうように連絡しましょう。
意外とこれが時間かかったりするので(親族の方が忙しくてなかなか行けないなど)、先にこれを済ませておくと後が楽です。それが終わったら、法務省の在留資格認定証明書交付申請書のページに行き、
13【日本人の配偶者等】・【永住者の配偶者等】・【定住者】のPDF形式のところをクリックし、在留資格認定証明書交付申請書をダウンロードします。
こちらをプリントアウトして、私は全て手書きで記入しました。
※但し、このやり方でやる場合は自己責任でお願いします。
在留資格認定証明書交付申請書の書き方
注意すべきところや、私が実際記入していてよくわからなかったけど解決したところなど、実際の申請書にサンプルとして記入事項を書いてみたので参考にしてみてください。
注意すべきところは、26、27の項目です。
26は、在日身元保証人ということなので、今現在日本に住んでいる人の名前を書かなければなりません。なので、私は、父に身元保証人になってもらい、父親の名前を書きました。
27は、この書類一式を入国管理局に直接持っていく人の名前を記入します。私はこの欄は空白にし、日本に書類が届いてから、父に記入してもらいました。(サインするところもあるので)
申請人の国の機関から発行された結婚証明書
私は、結婚当初に、きちんと海外でも婚姻届けを提出し、在ホノルル大使館で日本の婚姻届けも提出しました。
こちらで提出しないといけないのは、申請人(外国人)の国で発行された結婚証明書なので、アメリカの場合、Marriage Certificateを提出すれば大丈夫です。
ちなみに念のため原本を提出することをおすすめします。
Marriage Certificateを日本語に訳したものを送付した方がいいかなぁと考えたのですが、わたしは、これぐらい読めるだろうという強い気持ちで送付しなかったです(笑)
住民税の課税/非課税証明書及び納税証明書について
当然日本に住んでいないので、海外に住んでいた間の収入はアメリカでの収入のみで、日本での収入は全くなく、こちらの証明書を提出することができません。
問い合わせてみたところ、1)アメリカでの収入及び納税を証明できるもの、2)日本で生活するにあたって、十分な貯蓄があるということを証明できるものを提出してくださいとのことだったので、昨年のタックスリターンの書類を全てと、日本の銀行の残高証明書の二つを提出しました。
本来なら、住民税の課税、非課税証明書及び納税証明書を提出するはずなので、一応理由書というのも付け加えておきました。そのサンプルが以下のものになります。
身元保証書の書き方
公式サイトには、「身元保証人には、日本に居住する配偶者(日本人)になっていただきます。」とかいてありました。
なので、配偶者で日本人であるわたしが、身元保証人ということになります。
日本で何かあったときの保証人なんで、住所も電話も海外だと良くないかなと思い、今住んでいる海外の住所の下に、日本の住所も一応付け足しました。サンプルを作ったので、参考にしてみてください。
項目11のその他にもあるように、必ず身元保証書に身分保証人の印を押すことを忘れずに!
質問書の書き方
この質問書、書くのに結構時間がかかりました。
申請者(外国人)が日本に来た回数、配偶者(日本人)が、相手の国に行った回数を書く項目なんて、覚えてないよ!と思いながら、パスポートの入国、出国日を頼りに遡って計算しながら記入しました。
特に私の場合は、相手の国に住んでいるんですが、日本に何度か里帰りしているので、結構計算するのが面倒でした。
私は、こちらのサイトを参考に、一つ一つ慎重に答えていきました。
入館提出用理由書の作成・添削サービス ~質問書(結婚経緯)の作成~
この質問書内で重要になってくるのが、結婚までの経緯を書く項目です。
質問書内に一応書くスペースを設けてくれていますが、こんな短いものを提出してはNGのようです。私の場合、Wordで3ページ程書きました。
具体的に、より細かく、いつどこでなにをしたのか、二人にしかわからないことを入れていくことをおすすめします。
スナップ写真
こちらは、2~3葉と書いてありますが、わたしは念のため、12枚ほどを送付しました。
6枚ずつ、Letter(A4)サイズの紙に入るようにWordで作成し、普通紙に印刷しました。
在留資格認定証明書を日本の入国管理局に提出
在留資格認定証明書申請書などの一式を日本に住む親族(父親)に提出してもらい、在留資格認定証明書が実家に届くまでどれくらいかかるのか聞いてもらったところ、3ヵ月かかる見込みだと言われました。
私たちの場合、飛行機のチケットを申請書を提出してから1ヵ月後にとってしまっていたので、イチかバチか、在留資格認定証明書なしで観光ビザで帰国しました。
日本に帰国して一週間もしないうちに在留資格認定証明書が実家に届いたので、それを持って入国管理局に配偶者ビザを申請しに行きました。
(※本来なら、在留資格認定証明書が実家に届き、それを海外にいる自分たちに送ってもらいます。そして、実家から届いた在留資格認定証明書を現地の大使館に持っていき、後日配偶者ビザが交付され、それを持って日本に帰国するという流れです。)
実家に届いた在留資格認定証明書とその他必要書類(何が必要か書かれたプリントが証明書と一緒に同封されています)を揃えて、入国管理局に出向きました。
相当混むので、朝早く行くのをお勧めします。
何か言われるかなー、現地の大使館で手続きしてくださいとか言われたらどうしようとか色々不安でしたが、あっさりと受理してくれました。
証明写真が必要だったのに、持っていくのを忘れてしまったので、管理局の近くにあるスピード写真で撮って提出しました(笑)
特にかかる費用は印紙代のみで、4000円程だけでした。印紙は窓口で説明してくれるので、その説明を受けてから、近くの郵便局で購入しました。
配偶者ビザを申請・取得
郵便局で印紙を購入し、窓口で再度印紙や証明写真(後に在留カードの写真になるもの)を提出し、その場ですぐ配偶者ビザを取得。
一日で在留カードを取得することができました。
在留カードの在留期限は1年です。
憶測ですが、結婚生活3年以上で尚且つ日本在住歴1年以上であれば、永住権をもらえるそうなので、ちょうどいいように1年だったのかなと思います。
1年後には永住権に更新することができるので、ちょうどよかったかな。
最後に
一通り、在留資格認定証明書交付申請をするために必要な書類を一つ一つ解説していきました。
記入漏れや、間違いがないように慎重に記入していってください。
グリーンカードの手続きをやったことがある方はかなり楽に感じると思います。集める書類も、記入する書類もグリーンカードに比べたらかなり少ないです。
時間もそんなにかかりません。同じ境遇の方が、スムーズに手続きを済ませることができますように!
Twitterでもいろいろ情報発信しているので是非絡みにきてください☆【@kamoe_fam】