BYU系列の大学や短大に入学申請をするにあたって、教会責任者の推薦が必要になってきます。今回は、その面接をするのに知っておくべきHonor Codeについてや、面接の予約の取り方、教会責任者の方がもしもオンラインでの推薦がわからなかった時のための対処法、そして、面接でどんなことが聞かれるのかといった面接対策もこの記事で紹介していきます。
面接は決して難しいものではありません。ただ、少し時間がかかるしちょっと緊張するかもしれません。でも、事前にやり方や内容を知っていれば、より効率良く行うことができるので参考にしてください。
面接の予約
では、早速面接の予約をしていきましょう。Be SmartのアプリケーションのEndorsementという項目からその推薦をもらう手続きを行うことができます。
新入生、現役生、帰還生、現役宣教師のいずれか選択
Begin Endorsementというボタンをクリックしたら下のような画面に移ります。
●新入生(はじめてBYUの入学手続きをする人)
STUDENTをクリックすると、 はじめてBYU系列の学校に入学手続きをする場合 は、APPLICANTをクリックします。すると、➂のようなアイコンと文字が出てくると思うのでクリックします。
●現役生(編入を考えている人)
STUDENTをクリックし、CONTINUING/CURRENTLY ENROLLEDをクリックしたら、今現在通っている学校を選択します。
●宣教師・その他
STUDENTをクリックし、MISSIONARY/OTHERをクリック。現役宣教師は、“I am currently serving a mission and will be attending or applying to a CES School.“を選択します。
元BYU生で今現在は学校に通っていないが、卒業するために学校に戻る人は、“I am a former BYU student who is not currently enrolled. I am applying to graduate through the BYU Graduation Office.“を選択します。
学校のポリシーやスタンダードHonor Codeについて
以下のようなHonor Codeや学校のスタンダードについて書かれたページに移るかと思います。
ご存知な通りBYU、BYUハワイ、BYUアイダホ、LDSビジネスカレッジは末日聖徒イエスキリスト教会と強いつながりがあります(もちろん教会が運営しているので)。なので、学校及び教会が定める原則に従うことを約束しなければなりません。
BYUは学ぶことに重きを置いています。より生徒たちが安全で勉学に集中できる環境を提供し、それを維持できるように厳しい校則を立て生徒たちを守っています。なので、そのBYUの一員として教会員も教会員でなくてもみんなが協力することを誓わなければなりません。
このページの一番下にある、”I commit to live the Honor Code and will continue to do so.(Honor Codeに従って生活し続けます)”というボタンをクリックし、推薦の予約を取るのですが、そのボタンを押すということは、以下のことを守ることに同意するということになります。
- Honor Codeに従って生活し、これからもそれを続けること
- 過去に犯したHonor Codeに反する罪は、教会の責任者と解決済みであること
- Honor Codeや、あなたが入学申請をしている各学校のポリシーやスタンダードをよく理解し、学校内、学校外に関わらず学期中はそれらの規則に従って生活すること
そもそもHonor Codeって何?
Honor Codeがいまいち何なのかわからない人もいるかもしれないので、一応その定義を紹介します。Honor Codeとは以下のようなものになります。
- 正直であること(カンニングなどの不正をしない)
- 純潔で高潔であること(教会員は結婚するまで、そうでない人はせめて在学中は性的関係を一切持たない)
- 法や全ての校則に従うこと
- 綺麗な言葉を使うこと(暴言を吐いたり、他人を傷つける言動は禁止)
- 他人を敬うこと
- お酒、アルコール、たばこ、お茶、コーヒー、麻薬などを避けること(お酒、アルコール、たばこ、麻薬など体に少しでも悪影響を及ぼすものは避け、それに加え、コーヒー、紅茶、茶葉からとれたお茶なども禁止)
- 毎週教会に集うこと(非教会員を除く)
- 身だしなみに気を付けること(露室の多いもの、タンクトップやキャミソール、ショーパンNG)
- Honor Codeに従うよう他人を励ますこと
正直であること、純潔であること、親切であること、高潔であること、全ての人に親切であるということなど、基本的な道徳に加え、アルコール類、たばこ、お茶、紅茶、コーヒーなどの体に少しでも影響のあるものを避け、慎み深い身だしなみを心がけ、毎週教会に集うという教会、宗教らしい掟もあります。
Honor Code、学校のスタンダードに従って生活することに同意する場合は、“I commit to live the Honor Code and the related policies and standards.”をクリックし、Endorsementの手続きを始めます。
同意できない場合、守れる自信がない場合は“Cancel this Endorsement Request”をクリックしましょう。同意できない場合はBYUに通うことはできませんので、よくどちらが大事なのか優先順位は何なのか考えてみてください。
面接方法を選択
LDSの教会員の人は①、LDSではなく他の教会の責任者と面接する場合は②、LDSではないが、LDSのビショップ(責任者)と面接する場合は➂を選択してください。
①LDSの教会員の場合
Unit Nameのところに自分のワード名を入れましょう。YSAの場合などは、YSA 〇〇と記入します。Leader Nameは記入しなくても検索できます。WardやBranchという文字は記入しないようにしてください。Shibuya WardならShibuyaとだけ入力します。
下に自分のワードが出てくるのでそこをクリックします。ビショップとステーク会長の名前が出てくると思うので、まずビショップと連絡を取りインタビューの日程を決めます。
その際に、Print these instructionsというボタンをクリックし、PDFが表示されるので、そのPDF(面接の手順)を印刷し、ビショップやステーク会長に渡してください。
ビショップとの面接が終わったら、今度はステーク会長との面接を組み、面接が完了したら、Be Smartに戻ってきてEndorsementが無事COMPLETEになっているか確認します。
②LDSではなく他の教会の責任者と面接する場合
Print these instructionsを書いてあるボタンをクリックし手順を印刷します。印刷した紙を自分の教会の責任者に持っていきます。その責任者は印刷された紙に書いてある通りに従って手続きを進めます。
自分教会責任者と面接が終わり、無事推薦書を提出(オンラインで)できたら、大学側との面接があります。私の場合は直接電話がかかってきました。
二つの面接が完了すれば、このページに戻ってきてEndorsementがIN PROGRESSからCOMPLETEになっているか確認してください。
➂LDSではないが、LDSのビショップ(責任者)と面接する場合
Search by any of the following: と書いてある画面に移ったら、Click hereと青文字であると思うので、そちらをクリックします。
すると、Find a Meetinghouse or Wardと出てくると思うので、ここで最寄りの教会を探します。Search an address or ward nameのところに日本語でも英語でもいいので自分が住んでいる市などを入力します。
すると地図が拡大され、たくさんワードやブランチが出てくると思うので、一番最寄りの教会を選択します。
選択したら以下のような情報が左のほうに出てくるとおもうので、All Wards Meeting Hereのしたに〇〇Ward(Branch)と書かれていると思います。それがあなたの最寄りの教会名になります。
先ほどのページに戻ってきて、教会名を入力します。その時、WardやBranchを入力しないように気を付けてください。Shibuya Wardの場合は、Shibuyaだけで結構です。
下に最寄りの教会名が出てくるので横にあるSelectというボタンをクリックします。ビショップと呼ばれる方が各教会堂にいます。そのビショップと面接をすることになるので、まずビショップに連絡を取りインタビューの日程を決めます。
何か緊急なことや病気でない限り、日曜日に必ずビショップは教会にいるので、足を運んでみるのが手っ取り早い方法です。もし、Googleで調べて最寄りの教会の番号がわかる場合はそこに電話してみてもいいかもしれません。
その際に、Print these instructionsというボタンをクリックし、PDFが表示されるので、そのPDF(面接の手順)を印刷し、ビショップに渡してください。
ビショップとの面接が無事終了したら、学校側から連絡があり学校側とも面接をします。私の場合は電話面接でした。
二つの面接が完了すれば、このページに戻ってきてEndorsementがIN PROGRESSからCOMPLETEになっているか確認してください。
面接内容
面接自体は難しいものではありません。ただ、学校に通うためにいろいろ守らないといけない校則があるので、それを守ると約束した限り、守り抜かないといけません。
ちょっとそこが難しいところですが、他の誰のためでもなく自分のためなので、そこは心を鬼にして頑張りましょう。
面接の内容なんですが、上に貼り付けてあるPFDがそれになります。これは面接の際に持っていく面接手順です。必ず面接前に一度目を通すようにしましょうと書いてあります。
面接では、このページに詳しく書いてあるHonor Codeと、学校のポリシーやスタンダードについて守れるかどうか審査されます。
この記事内の“学校のポリシーやスタンダードHonor Codeについて”と、“そもそもHonor Codeってなに?”は何度か必ず目を通しておいてください。
そして、面接当日ですが、遅れないようにするというのは当たり前のことで、5分、10分前には到着しているようにしましょう。電車の遅延などやむを得ない理由の場合は必ずビショップやステーク会長など面接してくれる方に連絡を入れて下さい。
そして、服装です。BYUは服装にもかなり厳しい学校です。今からそれに慣れておく必要があります。肌をなるべく見せすぎない恰好であれば大丈夫です。ノースリーブ、キャミソールはアウトです。Tシャツなら問題ありません。短い丈のスカートやパンツもNGで、膝の見えないスカートやパンツをはくようにしましょう。
タトゥーがある場合は、在学中は今あるものより増やしてはいけません。そして、男子のピアスは禁止です。女子のピアスは片耳に一つずつのみです。
髪型ですが、奇抜な髪色はNGです。ピンクや緑、真っ白な髪など自然でない髪色の人は、面接までには直しておくようにします。(生まれつき真っ白の髪などであれば大丈夫です)
男子はなるべく髪が耳にかからないようにします。校内で長い髪で歩いていると確実に注意されます。カフェテリアやライブラリに入れないこともあるので注意してください。女子は髪の長さについては特に気を付けることはありません。
上に挙げた時間厳守、身だしなみに気を付けて面接に挑みましょう。そして、全てのHonor Codeについて深く理解し、守れる自信をつけていけば面接はばっちりです!
ビショップがEndorsementのやり方がわからない場合
たまにEndorsementをやったことがないビショップがいるので、その場合はこちらのサイトで進めるように伝えて下さい。
英語での説明になっているので、ビショップやステーク会長が英語がわからない場合、英語の分かる宣教師や教会員に協力してもらって手続きを進めてもらってください。
最後に
お疲れ様でした。これで無事終了です。結構手間と時間がかかってしまうと思うんですが、やってみたら意外と簡単に終わると思います。もし何かわからないこと、困ったことがあれば宣教師や教会員のだれでもいいので聞いてみれば助けてもらえます。なので、くじけずに頑張りましょう!