The Daily UniverseというサイトでBYUの学費の安さについて取り上げられていたので、ご紹介します。

CollegeBoard.orgによると、アメリカ合衆国の総合大学の平均授業料は8,244ドル(およそ92万円)で、BYUの授業料は、そのわずか半額$ 4,560(およそ51万円)となっています。(1ドル112円)

なぜ、こんなにも授業料が安いのか。それには、大きく分けて、2つの理由があります。

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受け入れ人数に上限を設定している

一般的に、大学は、教員の給与や、キャンパスのメンテナンス費など、全体的な運営コストを決定する際に、その費用が例年より加算されると、大学は、州や他の組織から資金を受け取り、それでも足りない運営費を、学生の授業料でカバーしています。

BYUは、生徒の数が多すぎて、大学が管理できなくなったり、新たに施設を拡大したりしなくていいよう、受け入れ人数に上限を設けていて、運営費用を比較的低く、安定した金額を保つことができています。

そうすることにより、学生の授業料をかなり低く設定することができ、学生たちに大学への入学を奨励することができる、というわけですね。

ある大学では、生徒の数が、受け入れ可能人数よりもはるかに多く、大学の管理が行き届かずに、授業料だけがどんどん高くなってしまっています。人気な学校ではあるものの、多くの学生たちの卒業後の進路はあまりよくなかったり、就職難民になってしまう生徒もいるそうです。

その辺、BYUは、学生数が大学が管理できる人数なので、学費が安いのはもちろん、良質な授業を提供し、生徒たちの進路もしっかりとサポートしてくれるので、就職先も大手に就職する生徒が多いんでしょうね。

LDSの会員たちによる支え

授業料が低い、もう一つの理由は、BYUが末日聖徒イエス・キリスト教会の教会員の方たちからの資金で運営しているためです。

教会員の方たちは、収入の10分の1を教会に納めていて、学校の運営費の半分以上はこの資金よりカバーされています。これは、教会が、“良質な教育を受ける”ということに重きを置いているからです。

それプラス、学校の指導者の教育に対する価値が非常に高く、可能な限り学生にとって経済的な教育を受けさせたいという熱い思いがあるからです。

学生の大半は末日聖徒イエスキリスト教の会員ですが、BYUの授業料は、LDSの学生と、LDSでない学生の両方にとって手頃な金額になっています。

LDS以外の学生の方の学費は、LDSの生徒の学費と比べると少し高く設定されているものの、教会の資金援助の恩恵をかなり受けています

LDSでない学生の授業料は、公立大学の授業料と同じくらいの金額で、私立大学としては、BYUの授業料は、非常に低い金額です。ほんとに、ありがたいですよね。

教会員、教会員でないに関わらず、授業料は安いのに、授業の質は下げない、という大学の生徒を想う熱い気持ちと、熱心な教会員の方の寄付のおかげで、BYUという学校は成り立っているんですね。

BYU学費一覧

BYU系列校それぞれの授業料と生活費など、留学にかかる費用をまとめた記事を書いているので、良かったら参考にしてください。

最後に

BYUの学費が安い理由についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか? 授業料が非常に安いが上に、教会員でない方は特に怪しまれたのではないでしょうか(笑)BYUの学費の安さは、教会関係者の方々の熱い思いと、熱心なサポートによって実現しています。この記事を通して、もっとBYUの良さが伝われば良いなと思っています。