グローバル化が進む現代で、日本でも英語教育を強化する動きも益々出てきましたね。今後、日本に就職するにしても英語はどんどん必須化されていきます。そして、留学を考える人たちも多くなってきています。
「留学費用をできるだけ抑えたい」、「できるだけ安全な学校に行きたい」、「ちゃんとしたカリキュラムのある学校に行きたい」、「ある程度認知度の高い学校に行きたい」など、いろいろ一人ひとり違った留学先の条件があると思います。
そこで、学費が安く、奨学金ももらえ、知名度も高くて、充実したカリキュラムのあるBYUという学校をご紹介します。ご存知な方もいるように、BYUはキリスト教系の学校です。特に宗教に縁のない方や、モルモン教というニックネームで知られている、LDS(末日聖徒イエスキリスト教)を知らない方にとっては、ちょっと怪しいような、本当に大丈夫なの?といった不安もあるでしょう。
このページでは、BYUとはどんな学校なのか、どんな魅力があるのかなど、詳しく説明していきます。
BYUってどんな学校?
まず、BYUとはBrigham Young Universityの略称になります。ブリガムヤング大学は、キリスト教系の末日聖徒イエス・キリスト教会によって運営されている非営利大学であり、アメリカ国内の名門大学の一つです。末日聖徒イエスキリスト教会の中心地であるユタ州に本校があり、加えて、ハワイ校、アイダホ校、エルサレム(ジェルサレム)校と4つの大学があります。そして、ELC(語学学校)、BYU J. Reuben Clark Law School、LDS Business Collegeといった様々な分野に特化した学校も設けています。
どうしてBYUがおすすめなの?
では、BYUの魅力について紹介したいと思います。アメリカには、大学が星の数ほどありますが、その中から私がBYUを特におすすめするのには、いくつか理由があります。
1. 自分のレベルや目的に合わせて学ぶ環境を選択できる
先ほど少し紹介したように、末日聖徒イエスキリスト教会が運営する学校には7つの学校があります。自分の学びたい環境や分野で、どの学校に通うのかを選択することができます。
BYUプロボ
プロボはBYU系列の学校の中で最もレベルが高く(カリキュラムがしっかりしており、教授も優秀)、就職先も非常に良いのが特徴です。学生数も多く、キャンパスも凄く大きい、いわゆるマンモス校です。レベルの高い教育を受けたい、規模の大きい大学に進学したいという方にピッタリの学校です。
参考記事:BYUプロボってどんな学校?
BYUハワイ
70ヵ国以上の国から留学生が集まってきていて、国際色豊かな学校です。学生人数は2500人ほどと、小規模な学校なので、友達も作りやすく、教授とも関わりやすいというのがメリットです。以前に比べて学校の難易度も上がり、ハワイというゆったりとした環境にいながら、トップレベルの教育を受けることができます。
参考記事:ハワイ留学ならBYUHで最高の思い出を
BYUアイダホ
生活費が断然安く、キャンパスも綺麗なので人気の学校の一つです。カリキュラムもしっかりしており、日本人が他の学校と比べて少ないので、英語を上達させやすいというのが魅力ではないでしょうか。看護や、建築などの専門性の高い分野にも力を入れているという強みもあります。オンラインコースだけで学位が取れるカリキュラムも用意されています。
参考記事:BYUアイダホならオンラインで米国大学卒業資格がもらえる
BYUエルサレム
こちらは聞きなれない方も多いでしょう。結構マイナーな学校なんですが、エルサレムの地で、新約聖書、旧約聖書についてや、古代・現代の近東について、そして、ヘブライ語やアラビア語といった言語も学ぶことができます。聖書や宗教について深く学べる学校ですね。
ELC(語学学校)
英語を母国語としない人たちがここで英語を学びます。かなり質の良い英語教育を受けられることができます。「大学まではちょっと…」という方や、「英語をとにかく話せるようになりたい。」という方などBYUの語学学校で英語を楽しく、確実に学ぶことができます。
LDS Business College
LDSビジネスカレッジは、二年制の学校です。専門性の高い分野を深く学ぶことができます。ビジネスだけに関わらず、IT、プログラミングといった分野や、インテリアデザインなどといった分野まであります。
BYU J. Reuben Clark Law School
その名の通りロースクールです。優秀な教育者による厳格な法教育を受けられると、ロースクールの中でもトップクラスの学校にも関わらず、授業料はお金のない学生に良心的な金額に設定されています。
2.学費がかなり良心的
BYUの一番の魅力とも言えるのが、良心的な学費の価格設定です。4つの大学で一番コストが高いBYU-Hawaiiでかかる年間の費用は以下のようになっています。
LDS会員で、
授業料 $7,408 (74万)
寮費 $8,644
航空券 $405-3,222
雑費 $3,750-7,140
合計 $20,207 – 26,414(200万~250万前後)
非会員で、
授業料 $14,816 (148万)
寮費 $8,644
航空券 $405-3,222
雑費 $3,750-7,140
合計 $27,615 – 33,822(270万~330万前後)
シカゴ大学、ハーバード大学、スタンフォード大学など、他の有名私立大学と比べると、BYUの授業料の安さは一目瞭然です。
・シカゴ大学……4万5,609ドル(約358万4,000円)
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/52238
・ハーバード大学……4万866ドル(約321万1,000円)
・マサチューセッツ工科大学……4万2,050ドル(約330万4,000円)
・スタンフォード大学……4万1,787ドル(約328万4,000円)
いずれの大学も授業料のみで年間300万円を超えていますから、BYUの年間の授業料74万円(LDS)と148万(Non-LDS)と比べるとかなりの違いだと思います。しかも、BYUでは、有名大に劣らないレベルの高い教育を受けることができます。良心的な学費で、良質なカリキュラムが設けられているのは本当にこの学校の最大の魅力です。
BYUの各学校の学費についてはこちらをご覧ください。
3. 奨学金制度が充実している
なんと、BYUは上手く奨学金制度を利用することで、ほとんど学費がかからないんです!しかもその奨学金、ほとんどが返済不要。こんなに至りつくせりの学校他にあるんでしょうかってぐらい、生徒にとことん寄り添ってくれる学校です。ここでは、代表的な3つの奨学金を紹介します。
・GPA(成績)によって“カバーされる金額”が変動する奨学金
・資金が足りない生徒のための奨学金
・各学部から贈られる奨学金や、成績優秀者に贈られる奨学金
こんなにたくさんの奨学金がもらえるチャンスが設けられています。半数以上の生徒が奨学金を受け取っているというデータもあります。なので、学費も相当安い上に、LDSの場合、高いGPAを維持している生徒であれば全額、LDSでない場合は半額はカバーしてもらえることになります。(※BYUHの場合)
それに加えて、各学部から贈られる奨学金など、探せばたくさん出てくるので、はっきり言って、フルで学費を支払っている生徒は、奨学金の探し方がわからないか、探すのを諦めたか、成績が相当悪いか…という人ぐらいでしょう。
GPA維持の方法や、奨学金の探し方などこのサイトでも紹介していこうと思っているので、少々お待ちください。もし、今すぐ必要なんだ!というBYUの学生さんは、各学校のFinancial Aid Officeに行けば、Financial aid/Scholarshipに詳しいスタッフがいるので、親身に相談に乗ってくれますよ。
参考記事:知らなきゃ損!留学前に申し込むべき返済不要の奨学金11選
4.安全な環境で安心して勉学に励める
この学校には、Honor Codeという、倫理規定のようなものがあります。「正直でありなさい」という規定から始まり、法律や学則を守る、性行為の禁止、他人を敬う、綺麗な言葉を使う、酒、たばこ、紅茶、お茶、コーヒー、薬物乱用を禁止する、ドレスコードを守る、(教会員は)教会に毎週集うなどといった規定があります。
宗教的な理由で禁止されているのももちろんなのですが、こういった厳しい規則を設けることで、犯罪やトラブルなどを回避するという目的もあります。なので、在学中、安心して勉学に集中でき、充実した大学生活を送ることができます。
アメリカの大学では、キャンパス内で、生徒よる生徒のレイプなどの被害が日常的に起こっています。BYU生の大多数がLDSの会員であるため、まじめな生徒が多く、アルコールは一切飲まない、たばこは吸わない、他人に親切にする、婚姻関係にある男女でないと性行為をしてはいけないという戒めを忠実に守っているというような生徒がたくさんいます。そういった面で、BYUは自分自身も、親御さんも安心できる学校です。
最後に
BYUってどのような学校か、どのような魅力があるかご紹介しましたが、いかがだったでしょうか? この他にもこの学校にはたくさんの魅力があります。このサイトを通して、BYUの特徴や魅力をお伝えしていこうと思います。