今回は、私が通った学校、BYUハワイについて詳しく見ていきましょう。BYUハワイはとてもアットホームな学校で、友達も作りやすく(各クラスの規模が小さいので)、教授とも関わりやすいので、凄く充実した学生生活を送ることができました。
この学校はEILというプログラムを設けていて、英語を第二言語とする生徒たち(留学生)のために大学で専攻を取るのに必要な英語を学ぶための授業を提供しています。
今回は、BYUハワイがどんな学校なのか、どんな専攻があるのか、レベルはどのくらいなのか、そして、EILのプログラムについて詳しく説明していきます。
キャンパスの特徴
場所
BYUハワイは、ハワイ州のライエという町にある学校です。このライエという町、ノースショアの方にあるので、ワイキキや、アラモアナショッピングセンターなどのハワイの中心地から車で約1時間、バスで約2時間かかる場所に位置しています。
なので、学生たちは、普段は勉学に集中したり、隣接するポリネシアカルチャーセンターでアルバイトをして過ごし、たまに都心の方へ遊びに行くといった感じで、学びと遊びにメリハリをつけています。
なので、都心の方にあるハワイの大学や語学学校に通っている日本人の留学生よりも、BYUハワイの学生の方が、英語の向上も早く、経験値も高いといった印象を少なからず受ける方も多いようです。
校則
BYUハワイも、他のBYU系列校と一緒で、Honor Cordという校則があり、生徒はその規則に従って生活しなければなりません。正直でいること(カンニングなどしない)、ドレスコード(素肌を出しすぎない)、性的な関係を持たない、お酒やドラッグを摂取しない、などといったものがあります。
学生数と教会員率
2800人ほどの学生がいる中で、97%は末日聖徒イエスキリスト教会の学生です。
奨学金
BYU系列の学校はとにかく奨学金制度が充実していて、BYUハワイでも、70%以上の生徒が奨学金を受け取っています。
学費は安いが、生活費が高い
学費は、凄く安いんですよね。アメリカにある私立大学の授業料の平均の約1/2です。なのに、授業の質は良いし、就職先も大手が多いので、最高な学校ですよね。
ただ、BYUハワイ、ハワイにあるだけあって、生活費が高いんですよね。授業料以上に生活費がかかっちゃいます。でも、奨学金をうまく利用して賢く生きましょう!(笑)
学費については、こちらをご覧ください。“学費や生活費はどれくらいかかるの?”
プログラム一覧
BYUハワイは、以前に比べて、資格も、准学士号も、学士号も種類がだいぶ増えてきました。学生の選択肢の幅も増えて、これからより一層進化していくような気がします。
ちなみに、BYUハワイは、新しいカリキュラムを取り入れました。以前は、基本的に、1つの専攻と一般教養の必須科目を受講すれば卒業でき、副専攻や資格は取りたければ取るといったシステムだったのですが、現在は、1つの専攻と2つの副専攻か資格を組み合わせるようなシステムに変更になりました。
自分のやりたい分野にフォーカスを当てて学ぶことができるので、学生にとってはかなり良いカリキュラムだと思います!(歴史とか体育とか、興味なければ取らなくて良いということです。以前は必須でした。)
資格
- Hawaiian Language (ハワイ語)
- Agile Project Management(アジャイルプロジェクトマネージメント)
- Criminal Justice(刑事司法)
- Digital Business (デジタルビジネス)
- Digital Security(デジタルセキュリティー)
- Emergency Management(緊急管理)
- Entrepreneurship(企業学)
- Governance (統治)
- International Development(国際開発)
- Legal Studies(法学)
- Special Education (特別教育)
- TESOL
- American Sign Language(アメリカ版手話)
- Applied Anthropology(応用人類学)
- Ceramic(陶芸)
- Cultural Resource Management(文化資源管理)
- Digital Humanities(人文情報学)
- ELED Post Baccalaureate
- Graphic Design(グラフィックデザイン)
- Intructional Media Design(基礎メディアデザイン)
- New Media Journalism(メディアジャーナリズム)
- Painting(絵画)
- Teacher Education(教員養成)
- Strategic Communication(戦略的コミュニケーション)
- Peacebuilding(平和構築)
- Photography/Video(写真、ビデオ)
- Physical Education(体育)
- Post Baccalaureate Teaching (学士号前教育)
- Sculpture (彫刻)
副専攻
- Accounting(会計学)
- App Development(アプリ開発)
- Art(アート)
- Asian Studies(アジア研究)
- Biochemistry(生化学)
- Biology(生物学)
- Biological Science(生物科学)
- Chemistry(化学)
- Chinese(中国語)
- Communication(コミュニケーション)
- Computer and Info Sciences(コンピュータ情報技術)
- Conservation Biology(保全生態学)
- Creative Writing(創作的な作文、文芸、小説)
- Cultural Anthropology(文化人類学)
- Digital Security(デジタルセキュリティー)
- Digital Technology(デジタルテクノロジー)
- Economics(経済学)
- Education(教育)
- EIL (英語を母国語としない人の英語の教育)
- English(英語)
- Entrepreneurship(企業学)
- Enterprise Business System(企業システム)
- EXS(スポーツ)
- EXS Coaching (スポーツコーチング)
- Film(映像)
- Hawaiian Language(ハワイ語)
- Hawaiian Studies(ハワイ研究)
- Health & Human Performance(健康と人間性能)
- History(歴史)
- HTM (観光学)
- Humanities(人文科学)
- ICS(異文化研究)
- Intro to Art(アート基礎)
- Intro to Chemistry(化学基礎)
- Intro to Conservation Biology(保全生物学基礎)
- Intro to Digital Technology(デジタルテクノロジー基礎)
- Intro to Marine Biology(海洋生物学基礎)
- Intro to Mathematics(数学基礎)
- Intro to Natural Sciences(自然科学基礎)
- Intro to Nutritional Science(栄養科学基礎)
- Intro to Physics(体育基礎)
- Intro to Tesol(TESOL基礎)
- Intro to Web Design(ウェブデザイン基礎)
- Japanese(日本語)
- Language(言語)
- Leadership(リーダーシップ)
- Linguistics(言語学)
- Marketing (マーケティング)
- Math(数学)
- Math Elementary(初等教育の数学)
- Music (音楽)
- Music Piano(ピアノ)
- Organizational Behavior(組織行動)
- Pacific Islands Studies(太平洋諸島研究)
- Painting(絵画)
- Photography Video(写真、ビデオ)
- Political Science(政治学)
- Professional Writing(プロフェッショナル・ライティング)
- Psychology(心理学)
- Public Management(公営)
- Sculpture(彫刻)
- Social Work(福祉)
- Sociology(社会学)
- Spanish(スペイン語)
- Supply Chain & Operations(サプライチェーン・マネージメント)
- Theater(教員)
- Tesol(TESOL)
- Visual Arts(ビジュアルアート)
- Web Development(ウェブデザイン)
准学士号
- Associates of Art & Sciences
- Associates of Science in Business Management
学士号(専攻)
- Accounting(会計学科)
- Art(アート学科)
- Art Education(アート教育学科)
- Biochemistry(生化学科)
- Biology(生物学科)
- Biology Education(生物学教育学科)
- Business Management (ビジネスマネージメント学科)
- Business Education(ビジネス教育学科)
- Chemistry Education(化学教育学科)
- Computer and Info Sciences(コンピュータ情報技術)
- Dual-Special Ed and Elementary Ed (特別教育と初等教育学科)
- Elementary Education (初等教育学科)
- English(英語学科)
- English Education (英語教育学科)
- Exercise Science (運動科学学科)
- General Education (一般教養学科)
- Hawaiian Studies (ハワイ研究学科)
- History (歴史学科)
- History Education (歴史教育学科)
- Hospitality and Tourism Management(観光学科)
- International Cultural Studies (国際異文化学科)
- Interdisciplinary Studies (学際専攻)
- International Business Management (国際ビジネスマネージメント学科)
- Mathematics(数学科)
- Math Education (数学教育科)
- Music (音楽科)
- Music Education (音楽教育学科)
- Pacific Island Studies (太平洋諸島研究学科)
- Physical Science Education (物理化学教育学科)
- Physics Education (物理学科)
- Political Science (政治学科)
- Psychology (心理学部)
- Secondary Education (中等教育)
- Social Science Education (社会科学教育)
- Social Work (社会福祉学科)
- Special Education (特別教育学科)
- TESOL (英語を第二言語とするものに英語を教える)
- TESOL Education (TESOL教育学科)
- University Studies(大学研究―自分で組み立てる)
出願情報(難易度)
合格率
2018年最新の情報によると、BYUハワイの合格率は50%に上がっています!新入生の数は440人となっています。
高校の成績の平均
BYUハワイ生の高校の成績(GPA)の平均は、3.5となっています。BYUアイダホより少し低くなります。日本ではGPA制度ができたばかりなので、GPAがない世代もいます。日本では、5段階評価でしたが、アメリカでは4段階評価となっています。
GPA(Grade Point Average)とは、各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値のこと、あるいはその成績評価方式のことをいう。 欧米の大学や高校などで一般的に使われており、留学の際など学力を測る指標となる。 日本においても、成績評価指標として導入する大学が増えてきている。
Wikipedia
高校の成績は、アメリカの大学入試では、かなり重要になってくるので、きちんと高校でいい成績を修められるように努力しましょう!
合否を決めるのに高校の成績が全てではない!
TOEFLや英検などのスコアが重視されるので、高校の成績があまりよくない人は、こっちのスコアを上げれるように努力しましょう!
英語のテストのスコアと、エッセイの質も重視されるので、エッセイもできれば、プロに添削をお願いするなり、できる限りのことはやりましょう。
留学生に求められるそれぞれの英語のテストの合格点は以下のようになっています。(TOEFLは iBT、CEはCambridge Englishの略)
TOEFL | IELTS | PTE | ミシガン テスト | 英検 |
61(iBT) 500(PBT) | 5.5 | 44 | 75 (1年以内) | (2級A) 2150点 550点 |
TOEFL
インターネットベースの試験(iBT)では、最低61点のスコアが必要です。また、スピーキングとライティングの項目で、最低17点以上とらないといけません。ペーパーベースの試験(PBT)では、最低500点のスコアが必要です。また、BYUハワイは、 TOEFL ITP (institutional TOEFL)は受け入れていないので注意してください。
IELTS
最低5.5以上のスコアが必要です。各科目、5.0以上取っていないといけません。
英検
2016年以前に取られた方は、2級A(一次試験で63点以上、 二次試験で27点以上)が必要です。それ以降の方は、2級で合計2150点以上、二次試験で250点以上が必要です。
重視される項目
- 高校の成績’
- 英語のテスト(TOEFLなど)
- 推薦状
- エッセイ
英語のテストを免除してもらう方法
英語のテストを免除してもらえる方法があります!それは、BYUハワイのオンラインコースで、必須科目を修了さえすれば、英語のテストなしで入学することができるんです!
EIL 222、 226、 and 228というオンラインのクラスを、B以上の成績を修められれば、 晴れてBYUハワイに通うことができます!
ちなみに、各クラスは、1学期に一つずつしか取れないので、全部やり終えるのに一年は最低かかるというデメリットもあります。
ただ、一年、何も身につかないわけではなく、実際にクラスを取って、アサインメントをやらないといけないので、大学に来る前にかなり良い練習になるし、オンラインで既に他国から受講している留学生と知り合うことができるので、入学するころには、既にたくさん知り合いがいるというケースもよくあります。
なのでこの制度を使うことをプラスに取るか、マイナスに取るかはあなた次第です。
最後に
BYUハワイについて詳しく紹介しました! ハワイという最高な環境で学べるので、大学の4年間、かなり充実した毎日を送れると思います。また、隣接するポリネシアカルチャーセンターで働くことができるので、仕事の経験も一緒に積むことができます。なので、遊びも勉強も思いっきりやりたい!という人はBYUハワイがピッタリだと思います!