留学ってその人次第で、かなり価値あるものにできたり、後悔するはめになったりしてしまうと思うんですよね。

留学する意味ってなんだろう?留学しても無意味なんじゃいかなっていう不安も少なからずあると思います。

そこで、留学を考えている人、留学の良さがわからない人、留学しても意味がないと思っている人たちのために、これさえ気を付けていれば、留学を価値あるものにすることができるという7つ行動をまとめてみました。

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1. 日本という環境に甘えない

日本人の友人とばかり過ごしていては、英語はまず伸びない。

留学先には必ずと言っていいほど、日本人の留学生がいます。私の母校にも日本人はわんさかいました。

ここで、メリハリを付けて、日本人の友人と過ごす時間、他の国からの留学生の友人や、ネイティブの友人と過ごす時間を調節することがかなり大きなカギだと思います。

しかし、日本人とは絶対に絡むなとは言いません。むしろ、日本人のサークルやクラブがあるのであれば、必ず参加した方がいいです。

学校にもよると思うのですが、キャリアフォーラムなど、就職に関する大切な情報や、日本の企業が集まるイベントの情報などを日本人同士で共有したりします。

また、日本人の近しい友達が少しでもいることで、ホームシックになるのを防げたり、いざという時にお互い助け合うことができるからです。

では、どれくらいを限度に付き合っていけばいいのでしょうか?

私の経験から、四六時中一緒にいるというのは100%NGです。ルームメイトが日本人なんていうのもちょっとアウトですね。

日本語だから打ち解けやすいのもわかります。親や、日本にいる仲の良い友人が恋しいのもわかります。

でも、あなたは、留学しに来ているのですから、ここは心を鬼にして、自分のためにも相手の日本人のためにも、常に一緒にいるという行動は避けた方がいいです。

クラスも、できたら日本人で固まらずに、勇気を出してネイティブのクラスメイトに話しかけて仲良くなる方が圧倒的に英語の伸びも早くなります

クラスや、寮やシェアハウスが一番仲良くなりやすい絶好の機会です。この機会でネイティブの友人、親友を作っちゃいましょう!

一度ネイティブの友達ができれば、そのネイティブの友達と遊びに行ったりでき、どんどん雪だるま式にネイティブの友達も増えていきます。

なので、遊びやお買い物に誘われたら、宿題なんて後ででもできるんだから、どんどんハングアウトしましょう!

日本の番組や映画にはまってはダメ!

これもよくある落とし穴。ほんとに、YOUは何しに留学を!?っていう感じですよ。

はい、これ、私がはまった落とし穴でございます。

ネイティブの友達も増えてきて、韓国人、中国人の友達も増えてきたし、英語での会話が圧倒的に多くなったころ、ふと、日本のテレビ番組やドラマ、映画が恋しくなってしまうんですよね。

そして、一度見始めたら、シリーズ全て見たくなる。YouTubeも日本人のユーチューバーにはまって見始めるという、魔のループに陥ります。

もう、テラ〇ハウスなんて見始めたら最悪ですよ(笑)

しかも、普段一緒にいるのが日本人ばっかりだったとしたら、もう、はい、THE ENDです。

なので、留学中は、日本のテレビ番組、ドラマは我慢しましょう!(映画ならたまにはいいかもしれないです。)

そして、なるべく英語を使う機会が日本語を話す機会より多くなるように心がけましょう。(理想は、英語9:日本語1)

2. 勉強も大事だが、経験の方が大事

机に向かって勉強するばかりでなく、時には、ボランティアに参加したり、アルバイトをしたり、ネイティブの友達や、日本語を話さない友達とハングアウトするのも大切だと思います。

結局机に向かって勉強することって、日本にいてもできるんですよね。

確かに知識は増えるかもしれません。でも、机に向かっているだけじゃ、せっかく留学しているのにその環境をうまく活かせきれてないと思います。

これは、結構陥る留学生多いと思います。特に、成績優秀者がもらえる奨学金を狙っている人は・・・。

まぁ、もちろん、いい成績を取ることに越したことはないです。

でも、成績ばかりに縛られてしまうと、ただの受験生みたいになってしまって、留学から得られる経験を逃してしまいがちです。

また、勉強すること自体が目的になってしまって、宿題をとにかく終わらせることに必死になっていたり、答えを丸暗記して成績だけ気にしてしまっては本末転倒です。

結局、あとで振り返って、終わらせること、良い成績をとることに必死で、何も学んでいないことに気づくのがオチです。

ちゃんと、一つ一つ理解して、わからないことがあれば、答えを暗記するのではなく、教授に質問するなり、チューターに聞くなりして、わかるまでとことん向き合うということが大切です。

宿題をするにしても、クラスメイトと一緒に勉強するなり、積極的に補修に参加するなりして、一人でもくもくと机に向かう勉強スタイルにならないように注意が必要です。

そして、クラスではきちんと参加するようにしましょう。ただ、クラスに出席するだけじゃだめですよ!

参加するというのは、発言したり、質問したり、考えるということです。

間違ったら怖い、恥ずかしい、と思う人はたくさんいます。でも、そこは勇気を振り絞って一歩を踏み出しましょう。大丈夫。すぐ慣れますから。

そして、勉強ばかりでなく、学ぶ一環として、いろんなサークルやクラブに入って、違うカルチャーを学んだり、友達を作ったり、友達をハングアウトしたりすることで、日本ではなかなかできない経験をすることができます。

また、アルバイトをすることによって、違う言語で仕事を学ぶことができるし、その国のカルチャーもより知ることができるし、更に、勉強の効率もアルバイトをしているほうが、格段に良くなります。

アルバイトはできる環境であるならば、絶対した方が良いと思います。

留学でしかできないことは何かと常に頭に入れて行動するように心がけたらいいかもしれませんね。

3. 将来のことを常に考える

留学生でありがちなのが、卒業してから就職活動を始めて、思ったより良い会社に就けなかったり、結局自分のやりたい分野ではない職種に就くはめになってしまうことです。

私のまわりには結構いましたね。

逆に、ちゃんと将来のことを常に視野に入れている生徒は、卒業する前に就職先も見つかり、しかも、アメリカで就職する人が多かったです。

そういう人は、インターンシップなどを積極的にするようにし、キャリアフォーラムもきちんと参加し、情報を収集していました。

あとは、専攻選びも、楽な専攻は選ばない。大変だけど、自分の興味のあることや、社会で需要があるものを選択していました。

では、具体的に、納得のいく就職先が見つかる人と、見つからない人の例をあげてみます。

良い就職先が見つからない人

アートが好き。デザインが好き。でも、そんなにこの分野で長けているわけではない。でも、グラフィックデザインの専攻だと、テストもないし、単位も少ないし、楽そう!よし、専攻はグラフィックデザインだ!

これだと、やりたい理由、専攻に対する思いが曖昧すぎて、中途半端になりかねません。

では、どうしたら、改善できるでしょうか?

良い就職先を見つけるために

アートが好き。デザインが好き。でも、グラフィックデザインだけで、就職先はあるのかな?これからの時代、益々インターネットが重要になってくるだろう。だったら、デザインも活かせて、需要のある、Webデザインがいいかもしれない。そうなると、コーディングも学んだ方が良い。難しいけど、ITや、プログラミングの授業も取ろう!

こんな風に、細かく、今何が必要なのかを考えて、専攻や、副専攻、資格を組み合わせることで、将来、企業から欲しがられる人材となることができるということです。

留学していたという強みもありますが、ただ、留学経験があるだけでは、企業はあなたのことを、逸材だとは思わないと思います。

留学していて、英語も話せて、尚且つ、何かの分野で人並みより優れていて、はじめて、あなたは企業が欲しがる優秀な人材となることができるのです。

4. 英語が話せるは当たり前

英語を話せるようになりたいからという理由だけで、留学をしようと思っている人は考え直したほうがいいかもしれません。

まず、留学をする以上、英語が話せるようになって当たり前なんです!

留学すれば、だれでも英語が話せるようになると言っているわけではないですよ。

英語が話せるようになるようになるのは基本で、英語を使って更になにかを磨き、その分野のプロ、スペシャリストになることが留学の本当の意図だと思います。

なので、ただなんとなく留学、英語が話せるようになりたいから留学という理由しかないのであれば、もっと、明確な目標を作ることをおすすめします。

でないと、せっかくお金も時間もかけて行くのに、もったいないです。

自分は英語以外に何を学びたいのか、どんな風に成長したいのか、そのためにはどうすべきなのかをはっきりと明確にした上で、留学した方がいいです。

私は、留学一年目、得に目標もなく、英語が話せるようになりたいな~という軽い気持ちで過ごしていました。

でも、一年生の終わりごろに、英語が全く上達していない自分に気が付いたんです。

発音もへったくそ、文法もごちゃごちゃ。簡単な単語ばっかりで文章を組み立てていて、まるで幼稚園児が会話しているみたいで。(ネイティブの幼稚園児の方がはるかに発音がきれいですが)

これで、凄く自分が嫌になりましたね。この一年何だったんだと。

それから、自分を見つめなおすために、一年間、日本に帰ることにしました。

一年、自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを考え、やっぱり学校に戻りたい、英語を流暢に、ネイティブ並みの発音で話せるようになりたい、自分に自身がほしい。スキルが欲しい。もっと知識がほしい。

と、やりたいこと、なりたい自分像がどんどん浮かんできて、こんどこそは、うまくやれる!と自信も湧いてきたので、学校に戻りました。

やっぱり、目的が明確化したおかげで、日本人とつるむより、アメリカ人のルームメイトや、韓国人のクラスメイトと一緒にいることが多くなって、一年生のときとは打って変わって、英語がどんどん伸びました

そして、グラフィックデザインを専攻したんですが、それをどう仕事にしていくのか考えたときに、Webデザイン、ITは必須だと思ったので、その応用クラスも取り、これからは、Web広告が主流になると考えたので、フォトグラフィーやビデオグラフィーといった技術も身に着けるため、その資格も取りました

更に、企業もしたいと考えていたので、企業学を副専攻として取りました

留学すると決めたら目的を明確にすることは必須です。そうすることで、何がやりたいのか、そのために何が必要なのかがわかってくるので、最終的なゴールを見つけることができます。

5. 短期留学は観光だと思った方が良い

厳しいことを言うかもしれませんが、短期留学ははっきり言って、観光の延長にすぎないと思っています。

私は、語学学校に短期留学した経験があるんですが、短期留学って、留学の斡旋をしている業者を通して申込するのが一般的だと思うんですね。

そうなると、申し込んでくる学生は、ほぼ日本人。となると、クラスの半分が日本人っていうことが起こりやすくなります。

そして、結果的に、現地で日本人の友達ができましたー。で終わりっていうのがよくあるパターンです。

で、「え、あんな高いお金払ったのに、結局なにもならなかったじゃないかー!英語話せないじゃないかぁ!」となる人をたくさん見ました。

もちろん、中にはきちんしたプログラムがあり、日本人も少なく、とても良い語学学校も存在します。

しかし、英語を学ぶのにも、英語のプラスアルファのスキルを身に着けるのにも、短期留学は期間が短すぎるし、せっかく慣れてきてこれからだ!っていうときに帰国ってことにもよくある話です。

なので、本気で将来、就職のことを考えているのであれば、特に、アメリカで就職したいと思っているのであれば、四年制の大学に入学なり編入なりして、卒業すべきだと私は思います。

一個人の意見なので、これが絶対正しい!というわけではないですが、そこをしっかりリサーチした上で、短期にするか、大学留学にするか選択ることをおすすめします。

6. 郷に入っては郷に従え

有名なことわざですね。

その土地やその環境に入ったならば、そこでの習慣ややり方に従うのが賢い生き方である、などの意味の表現。「郷に入っては郷に従え」などとも言う。

Weblio辞書

これ、結構できない人多いです。いつまでたっても、「日本は、~なのに。」、「アメリカ人は、ほんとに~できない。」と、文句やタラレバ言ってる人結構います(笑)

はい、私もそうです。

だって、日本が優れすぎなんですもん。日本人、凄すぎるんですもん(笑)

いやいやいやいや、きっとその国にも日本にはない素晴らしいところがたっくさんあるはずなんですよ!

でもただ見えてないだけなんですよね。

それと、日本では当たり前だから、それが正しいと思ってしまっているということもあり得ます。

一番わかりやすい例えで言うと、

「クラスで発言しないのや、自分の意見を言わないのは、日本の美徳だ。」かなんとか思っちゃってる人、実は多いと思います。

私もそうでした。私の友人もそうでした(笑)

クラスで教授に、「日本人は、ほんとに静かだな~」と言われて、「そう、私たち、静かに授業聞いててえらいでしょ。」と、感心されてると思ったら大間違いですよ。

アメリカでは、クラスで静か、存在を消しているという行為は、クラスに参加していないとみなっされ、容赦なく成績さげられますからね!(笑)

何度も言いますが、私がそうでした(涙)

教授は、ふざけた感じで、ニコニコしながらおちょくってくるんですよ。「日本人今日はいないのかな?」とか。

またまた、先生おちゃめ☆なんて調子乗ってると、後から成績みたら、欠席扱いされてることもありました(笑)

アメリカ、怖いw

極端な例えですが、「郷に入っては郷に従え」肝に銘じておく必要があるかと思います。

7. ネットワークを広げる

最後に、ネットワークを広げるということですが、どういうことかというと、普段から、たくさんの人と交流したり、知り合ったり、人脈を広げるということです。

まず、大切なのは、教授とのネットワーク

クラスの規模が大きいと難しいかもしれませんが、諦めずに教授と接点を持つようにしたら世界が変わります。

わたしは、企業学のクラスを取っていたんですが、よく教授のオフィスに顔を出して、わからないところなど直接お伺いしに行っていました。

2度、3度、訪問すると、教授もこの人は学ぶ意欲があると気に入ってもらい、個人的に番号を教えてくれたり、食事会に呼んでくれたりなど、相談しやすい関係を築くことができました。

そして、卒業した今でも、何かビジネスや企業のことについてわからないことや、確認したいことなどあれば、連絡をすると快く力を貸してくれます。

また、その教授の教えている専門ではない分野で質問があったとしても、その専門の教授を紹介してくてることもあります。

私の場合、PRビデオが作りたくて、どうしたらいいか聞いたところ、ビデオグラフィーの教授を紹介していただきました。

それをきっかけに、フォトとビデオの資格について知ることができ、取得することができました。

なので、ネットワークは本当に大事です。

教授に関わらず、クラスメイトや、アルバイト先の同僚、何かのイベントで出会った人など、一つ一つの出会いを大切にすることで得られるものは大きいと思います。

クラスメイトと意気投合して、起業することになったなんて普通にあり得る話ですし、どこにチャンスが転がっているかわかりません。とにかく、人との繋がりは思っている以上に強いです。

最後に

長々と留学が無駄だったと思わないための7つの行動について紹介しました。私の経験も交えてのアドバイスなので、少し生々しいですが、この7つさえ意識して気を付けていれば、留学したけど何もならなかった、無駄だったということは起こらないでしょう。最後にまとめると、

  1. 日本という環境に甘えない
  2. 勉強も大事だが、環境のほうが大事
  3. 将来のことを常に考える
  4. 英語が話せるは当たり前
  5. 短期留学は観光だと思ったほうがいい
  6. 郷に入っては郷に従え
  7. ネットワークを広げる

留学を最高のものにしましょう!